ITインフラとインフラエンジニアとは(初心者向け)
はじめに
私はシステムエンジニアとして初めて現場に出てから約一年半、開発系の現場で働いてきました。
なので、ITインフラという言葉は聞いたことはあるけど、ITインフラだったり、インフラエンジニアがどのような仕事をしているか詳しくは知らないという状況でした。
最近、インフラの現場に参画されている先輩と話す機会があり、「ITインフラについて」や「インフラエンジニア」の仕事内容について興味が湧いたため調べることにしました。
この記事では、そもそも「ITインフラ」とは何か、「インフラエンジニア」の仕事内容について下記参考書をもとに紹介しようと思います。

図解即戦力 インフラエンジニアの知識と実務がこれ1冊でしっかりわかる教科書
インフラエンジニア研究会 著
https://gihyo.jp/book/2021/978-4-297-12289-8
ITインフラとは

ITインフラとは、システムやサービスを安定して動かすための基盤のことを指します。
具体的には、サーバー、ネットワーク、ストレージ、OS、ミドルウェアなどが含まれます。これらが適切に構成・管理されていなければ、Webサービスは正常に動作しません。
例えば、ECサイトで商品を購入するとき、裏側ではWebサーバーがページを表示し、アプリケーションサーバーが処理を行い、データベースサーバーが情報を管理しています。
そして、それらをつなぐネットワークが安定していなければ通信は成立しません。こうした一連の仕組みを支えているのがITインフラです。
インフラエンジニアの仕事内容
インフラエンジニアの仕事内容について5つに分けて説明します。
①要件定義 ー システムの土台を考える
ここでは、システムに求められる条件を整理します。
例えば、「同時接続は何人か」「24時間365日稼働が必要か」「セキュリティレベルはどの程度か」などを明確にします。
この段階での判断が、その後の設計や構築の方向性を決定します。
インフラは後から簡単に変更できるものではないため、慎重な検討が求められます。
②設計 ー 構成を具体化する
要件が決まったら、次は設計です。
ここでは、実際にどのような構成にするかを決めます。
サーバーは何台必要か、役割ごとに分けるか、冗長化をどう行うか、ネットワークをどのように構築するかなどを検討し、構成図としてまとめます。
システムが停止しない仕組みや、障害発生時の切り替え方法まで考慮するのがインフラ設計の特徴です。
③構築 ー 設計を形にする
設計が完成したら、いよいよ構築作業に入ります。
サーバーのセットアップ、OSのインストール、ネットワーク設定、ミドルウェアの導入、セキュリティ設定などを行います。
クラウド環境であれば仮想サーバーやネットワークを作成し、必要な設定を加えていきます。
構築作業では、正確性が何よりも重要です。
わずかな設定ミスがシステム障害につながるため、手順書に沿って丁寧に作業を進める必要があります。
④テスト ー 安定性を確認する
構築後はテストを実施します。
通信確認、負荷テスト、障害試験などを行い、設計通りに動作するかを検証します。
あえてサーバーを停止させることで、冗長構成が正しく機能するかを確認することもあります。
この工程を丁寧に行うことで、本番環境でのトラブルを未然に防ぎます。
⑤運用・保守 ー 安定稼働を支える
インフラエンジニアの仕事は、構築して終わりではなく、むしろ運用フェーズこそが長く続く重要な業務です。
サーバーやネットワークの監視、ログ確認、バックアップ管理、セキュリティ更新、障害対応などを日々行います。
問題が発生した際には迅速に原因を特定し、サービス停止時間を最小限に抑えます。
システムを陰で支える存在こそがインフラエンジニアなのです。
最後に
今回、「ITインフラ」「インフラエンジニア」について調べてみて、仕事内容の流れについては開発業務と大差がないことが印象に残りました。
要件定義や設計、テストといった工程は、開発の仕事と共通していて馴染みがあります。
インフラと開発は全くの別物ではなく、同じシステムづくりを異なる視点から支えているんだなと感じました。
今後、インフラ系の現場に参画することもあると思うので、開発もインフラも両方の視点を意識し、システム全体を捉えられるエンジニアを目指していきたいと思います。
